ミニフロ〜その12

本日はコスプレ好きな夢さんが、きっかけで一兄がモンコスを思いつき、犠牲者になるのが拓ちゃんという話です。

衣装はイメージしてください。

私自身、イメージが半端で絵にできなかったのでw

ちなみに視点はやはり拓ちゃんです。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

コスッて拓ちゃん

 

「まあ、そんなわけでさあ…ここんとこ徹夜でお姉ちゃんとコスプレ衣装作ってるわけなのよ」

大きな欠伸を1つかまし、夢は週末にあるというイベントの話をする。

それに合わせて由宇もまた、別の意味らしいが大きな欠伸をしながら、大きく頷いてみせた。

「私も…昨日やっと入稿すみまして…疲れました〜」

「なんか2人とも大変だね。そこまでして出なくちゃいけないものなのかな?そのイベントって」

「そりゃあもう!!」

輝一の言葉に瞬時に反応し、バッと起き上がる夢。

さっきまで眠そうな顔して、今にも机に突っ伏しそうだったくせによく言うよな。

と思いながら、俺は夢の熱弁を半分聞き流しながら、輝二が帰ってくるのを待っていた。

「それにしてもアイツ、おっせーなあ。先生に用事あるって出て行ってから、帰ってこねえでやんの」

「そうだね〜。泉も遅いし、どうしたんだろうね?」

泉もこまりMAXに呼ばれて出て行っちまったし、帰るに帰れない俺と輝一。

しかし、輝一はなんか暇つぶしでも思いついたのか、夢の話聞いてから、ふいにノートを一冊鞄から引っ張り出したかと思えば、しきりにペンを走らせて何かを書いているようだ。

俺が何してるのかと覗き込むと同時に、輝一がペンを置き「できた」と書きあがったものをベリリッと勢いよく切り離して、いきなり俺の眼前へと突き出した。

「ほら、夢の言ってたコスプレから思いついて、考えてみた「アグニモンコス」と「ヴリトラモンコス」だよ。拓也はどっちがいいかな?」

「…って!おまっ////」

輝一が俺に見せたアグニモンとヴリトラモンをベースに、人が直接着る感じにアレンジされたその衣装は、どう見ても、フェアリモン並みに露出度の高いデザイン。

たしかに奴らの特徴とか意識してはいるようだけど、なぜに露出が激しいんだよ!

おもわず心の中で突っ込んだ。

「おお〜!一くん凄いねえ。こんなこともできちゃうんだ。いいなあ。今度、あたしにも洋服デザインしてよ!可愛いのw」

「いいけど、具体的なイメージとかないと難しいな。これもいちおう元イメージと拓也に着せてみたらって想像力で作ったものだからwちなみに拓也が着たいって言った方を作成予定で」

「ふざけんな!誰が着るか!こんなもん!」

「ええ〜着てくれないの?せっかく、考えてあげたのに」

「いらねえよ!っつーか!アグニモンもヴリトラモンもあのままでいいの!」

「ええ〜でも、今度は拓也女の子だし、ここは泉のフェアリモンやシューツモンみたいな感じにしたいじゃない?せめて、イメージだけでもさあ。あっちょうどいいとこに!輝二!」

そこへタイミング悪く帰ってきた輝二。

俺が止めるよりも早く、輝一が例の恥ずかしい衣装デザインを書いた紙を持って、輝二の元へと駆けて行く。

俺は絶対、何かある。

そう第六感が訴えるのを感じ、泉を待つのをやめて速やかに帰り支度をはじめた。

が---。

「拓也。輝一の好意を無にするなんて可愛そうだろ」

「うっせえな!いいだろ、別に」

案の定、輝二が俺が逃げる前に腕を掴み、輝一と一緒になって「どっちか選べ」だ。

こうなるから嫌だったのにさ。

「俺的にはいっそアルダモンとして作り直したらどうかと輝一に勧めてみたんだが?」

「余計なアドバイスすんなっての!」

「それで俺もさ、たしかにそれなら拓也選ばないで済むよね?ってなってさ。これから作り直すから」

「いい!その必要ない!じゃあ、俺帰るわ」

「うん。いいよ。後は俺と輝二で打ち合わせしてデザイン固めておくから」

「気をつけて帰れよ」

「う…やっぱ残る。そしておまえらの陰謀を阻止してやる!」

そのまま帰ろうかとすれば、止めるどころかむしろ帰ってくれて大歓迎ムードに、俺も慌てて駆け戻る。

そして、速やかに輝一の最初に描いたという2枚を破り捨てて、ゴミ箱へ。

「ああー…せっかく書いたデザインを」

「拓也!おまえな!」

「これで、終わりな」

「まあ、アレは没になったヤツだしいいか。じゃあ、輝二。アルダモンのイメージなんだけど」

「っておい!」

この後、泉が戻ってくるまでこのやりとりは続くのであった。

-end-

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

とりあえず、エンドレスになりそうな会話なので、強制終了。

結局、アルダモンコスができたかは謎である。