ミニフロ〜その11

本日は拓也さん視点でお送りします。妄想二拓♀?みたいな…ギャグですけどw

勘違い妄想で真っ赤になる拓ちゃんが見ものです。

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コージとタクヤが××で

「あ〜くそ!なんで俺がパシリさせられなきゃいけないんだよ!」

「負けたんだから仕方ないだろ?じゃんけんが弱いおまえが悪い」

「うー…にしても、夢ん奴。一体何隠し持ってたんだろ?」

「さあな。とりあえず、そっちのことで手一杯な感じではあったな」

牛乳を2パック腕に抱え込み、俺が輝二と一緒に教室のドアを開ける。

と同時に、なんかちっちゃなもんが2匹。タタッと俺の足元を駆け抜けていった。

「おわっ!なっなんだ?今の??」

「あ〜!どうしよう!!西園先生に預かっていたタクヤとコージが逃げちゃったよ〜!」

「「はあ?」」

俺と輝二を押しのけて、廊下に四つん這いになりながら、必死に逃げたネズミを探す夢。

俺と輝二は自分たちの名前を呼ばれ、おもわず声を合わせて首を傾げてしまった。

「ハムスターの名前」

「え?ハムスター?」

「そうよ」

俺たちが夢を意味が分からないといった感じで見つめていると、泉が腰に両手をあてて困ったようにため息をつきつつ、俺たちに事情を説明してくれた。

「で、西園先生が1年生の校外実習に付き添いでいない今日1日だけ、夢が2匹を預かることになったのよ」

「じゃあ、あの教室の後ろに今朝からあった布きれ被ってた箱って」

「ハムスターが入ってたケージってわけか」

俺と輝二がケージのあった場所を振り返れば、朝から掛けられてた布きれは外され、小さなケージが2個顔を覗かせていた。

「夢なら家まで自転車通学だし、ケージ持ち運びできるしね。由宇ん家は猫いるから無理だし」

「で…なんで西園センセのハムスターの名前がタクヤとコージなんだ?」

「さあ、それは知らないけど、とりあえず両方とも雄らしいわ。一緒のケージにいれるとケンカするらしくて、普段は別にしてあったらしいんだけど」

「あっ先生、ありがとうございます」

「おいおい。気をつけろよ。こんなにちっこいんだから、気をつけないと踏まれちまうぞ。それにしても、木村〜おまえ、ネズミ取るのうまいなあ」

「あっええ。ああいうすばしっこいのとけっこうやりあってるんで。目が慣れちゃって」

「へえ。そうなのか」

棗先生の声が廊下から聞こえ、そちらへと俺たち3人が揃って目を向ければ、両手で何かを包み込むようにして教室へ入ってきた棗先生と、その後を輝一と夢がついてきた。

「よっと!」

「あっ先生!タクヤとコージは一緒のケージに入れちゃダメって…」

「なんでだ?むしろ、タクヤとコージだからこそ1つ屋根の下じゃないのか?こいつら夫婦なんだろ?」

「違うんです…タクヤとコージは---」

先生は急ぎ足でケージへと向かうと口の開いてたケージの1つへハムスター2匹を一緒に突っ込んだようだ。

俺たちの側からだとケージの中までは見えない。

夢が2匹とも雄だということを伝えようとしたところで、小さく「あっ」と声をあげる。

泉と輝二は気になるのか、様子を見に近づいていく。

俺は壁によりかかったまま、さっき買ってきた牛乳を飲むことを優先して、敢えて近寄らなかったんだが---。

「おっ…タクヤがコージの上に乗っかったぞ。なんだ?こっちはタクヤが雄か?」

「あっいえ。そうじゃなくてですね」

「と、おもいきやコージが負けじとタクヤを撥ね退け、タクヤが仰向けになってしまった!大変だ!コージに襲われるぞ!」

「ブッ!」

おもわず飲み掛けの牛乳を吐き出してしまった。

棗先生の実況はまだまだ続く。

「いや、しかしさすがツンデレ女王だな。そう簡単にやらせる気はないようだ。すぐさま、体勢を整えて、再びコージに蹴りをいれてるぞ!なんてひどい仕打ちだ」

「あっ先生!コージがタクヤに噛みついたよ!もう離さないと怪我しちゃうよ!」

「どうせ、タクヤを押さえ込もうとして噛みついたんだろ?交尾するときによくあるだろ。雄が雌の首に噛みつくの」

---ブシュッ…

先生のとんでも発言におもわずびっくりして、牛乳パックをおもいっきり握りつぶしてしまった。

慌てて、掃除用具からモップを取り出し、せこせこと床掃除をする俺。

「だから!この子たち、どっちも雄でこれは子作りしてるんじゃなくて、テリトリー争いでマジケンカしてるのー!」

「あっ…そうなのか?よしよし、おまえらケンカはここまでな〜」

「流血の惨事にならなくて良かったよお。西園先生の話だと、この2匹けっこう気性激しいらしくて、凄い取っ組み合いになるんだってさ」

「たしかに激しかったな。…ん?神原。おまえ、何1人で掃除なんてしてんだ?」

「それに顔、真っ赤よ。大丈夫?」

「あっ…おっおう!大丈夫だ。ちょっと牛乳こぼしちまってさ〜ハハハ」

くっそお〜絶対言えねえ。

ネズミ同士のケンカを変な方向に妄想して、焦ったなんて言えねえ…。

黙々と飛び散った牛乳をモップで拭き取りながら、俺はあまりの恥ずかしさにしばらくみんなの顔をみることができなかった。

-end-

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思ってたより、エロ妄想に繋がらなかった。

でも、拓ちゃんは妄想したんだ…なにせ、自分と輝二の名前を呼ばれてたんだ。

変な妄想をした自分を恥じる拓ちゃん書きたかっただけ。

うまくいかなかったけどさ。