すってんころりん

友樹視点で二拓♀です。

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学校の帰り道。
僕は偶然にも帰宅途中の拓也お姉ちゃんと輝二さんに遭遇した。

一度は声をかけようかと思ったんだけど、なんか入りづらい空気だったので黙って後をついていくことにした。
まあ、つまりタイミングを見て声かけようと思っただけで、別にストーカーとかじゃないんだけどね。

2人は話の内容からして今日の学校での話をしてたんだとは思うんだけど、なんかいつものことながら輝二さんが拓也お姉ちゃんを怒らせるようなことしたみたいで、今は口げんかの真っ最中だった。

「あー!もおいい!!これ以上、おまえとなんか話してられないぜ!じゃあな!」
「おい!拓也!待て!!」
たぶんこの後、輝二さんがいつものように拓也お姉ちゃんの腕を掴んで、自分のところに引き寄せて、抱きしめようとして殴られるんだよ。
いつもそうだから。

僕が予想したとおり。

輝二さんはやっぱり拓也お姉ちゃんを引きとめようとして腕を掴んだ。
けど…

「さわんな!」
毎度のことだから、拓也お姉ちゃんも一筋縄ではいかないってとこかな?
輝二さんの伸ばした手をすばやく回避。
振り返った瞬間にあれ?あっ!危ない!!

少し離れたところにいながらも、僕はおもわず仰向けに反り返った拓也お姉ちゃんを捕まえようと手を伸ばしていた。
届くわけないんだけど、助けたいって気持ちが強かったんだ。

それは目の前にいた輝二さんも同じだったんだけど、一度振り払われた手をもう一度伸ばすには一歩足りなかったみたいで、何かに足をとられ、バランスを崩した拓也お姉ちゃんはものの見事にしりもちをついた。

「おわっ!!」
「おい、大丈夫か?」
「ってえ〜!!誰だよ!こんなとこに空き缶捨てた奴!!とっさに受身取らなかったらマジ頭打ってたかも。くっそお〜尻いてえ」

あ…

僕はそのとき、無防備に開かれた足の間から見える真っ白な下着を見てしまった。
たぶん、それは輝二さんも同じだと思う。
拓也お姉ちゃんを助け起こそうとして伸ばした手を掴まれた瞬間に、そこに目がいって反射的に手離しちゃったんだもん。
拓也お姉ちゃん、二度目のしりもちをつく。

「おっまえなあ〜!助け起こすんならもっとちゃんとしろよな!!」
今度は自分で立ち上がりスカートをはたく拓也お姉ちゃん。
そこでふと本人も気づいたらしい。

いつも履いてきているスパッツを今日は履いてくるのを忘れていたらしいことを。

「こ〜じ〜」

一瞬の間をおいて、拓也お姉ちゃんはおもいきり踏み込んで輝二さんの右頬に拳を一発殴りこんだ。
普通に考えれば、輝二さんに当たるわけないんだけど、不思議と拓也お姉ちゃんのパンチはあたるんだよね。
とくに輝二さんがやましいことを考えてるときは隙ができやすいみたい。
輝一さんが言ってたもん。

今回もきっと滅多に見られない、拓也お姉ちゃんのはしたない姿が頭から離れなかったんだろうな。
僕も今夜は夢にでそうだよ。

終わり

--これでもミニサイズ。
にょ拓は下着にこだわりないから、適当なんだよ。
でも泉に付き合ってもらって買ってくるからたまに可愛いのもあるらしい。
基本、スパッツ履いてくるから滅多に見られる代物ではないのですよ。