白い悪魔の弱点発見?!

※対白恋戦捏造。ゲームで秋姉監督にしたら、ウチのスタメンメンバーで唯一雪村だけが能力下がったのが気になり、こんな妄想をしてみた結果がこれです。

※ ※ ※

「なんで俺が他校の女の世話なんか…」
「いやぁ〜助かりました!あたしこのまま外出られないんじゃないかと思ったとこですよぉ」
「そうか。俺としてはいっそ、そのまま閉じ込められてた方がアンタには良かったんじゃないかって思えるよ」
「ふぇ?なんで〜?」
吹雪先輩が貸してやったらしいジャケットを羽織りながら、両腕いっぱいにスノーランドスタジアムでしか売られていないらしいお土産を抱え込み、松風天馬の双子の姉だという女、はきょとんとした顔で俺を見上げてくる。
俺はそのぽやっとした表情に反射的に顔を赤らめながら、未だ馴染めない女との会話にそっぽを向くのだった。
「そういえば、お名前なんでしたっけ?」
「雪村…」
「いや、そうじゃなくて下の名前」
「…っ///。豹牙。雪村豹牙だよ。っていうかアンタ、雷門のマネージャーやってんだったら、他校の選手のデータくらい目ぇ通しとけよな?」
「あーあたし、いちおうマネージャーやってますけど、実際のとこサッカーなんて大っ嫌いなんで!」
「じゃあなんでマネージャーなんてやってんだよ!おかしくねえか?」
「いいんです!そのおかげで吹雪さんっていう素敵な男性に巡り会えたんだもの!」
「あーそうですかぁ」
「にゅう〜なんなんですかぁ?その冷めた反応。いくら雪国育ちだからって、冷たすぎやしませんかぁ?」
「だって、アンタが吹雪先輩好きだーってのろけても別に俺には関係ないしさ」
「…あ。そうですよね」
「って!アンタこそ、似たようなもんだろ!なんだよ。今のそっけない反応」
「いや、だって…言われてみればそうだなぁって思ったから」
「……」
可愛い顔して、けっこうザックリと切り込んでくる女だな。
気がつけば、俺はすっかりのペースに巻き込まれていたようだ。
その後も、そのままスタジアムの外へと案内してさよならすれば済んだものをなんやかんやで振り回され、気づけば集合時間から30分近くが経過していたようだった。

!やっと見つけ…あっえと。白恋の?」
「豹牙さんだよ♪」
「んなっ///」
「あたしが迷子になってたとこ助けてくれてさ、ここまで案内してもらっちゃった」
「そうなんだ。よかったね」
「うん!ありがとうございました!豹牙さん。あっ後、これ良かったら吹雪さんへ返していただけますか?」
「…あっまあ、いいけど?」
「助かります!それじゃあ、さようなら!」
「ああ。じゃあな」
入り口付近でようやくの双子の弟の天馬が迎えに駆けつけ、俺はこのうるさい女から解放される。
ホッと息を吐き、さっさと別れを告げて自分もチームメイトの元へ戻らないと…そう思った矢先の、会ってまもないくせにいきなりのの馴れ馴れしい名前呼びに俺は、また反射的に頬を赤らめてしまう。
その上、ムカつくほど可愛い笑顔でお礼まで言っていきやがって…。
俺はさっきまで彼女が羽織っていた吹雪先輩のジャケットを腕に抱えながら、行き場のないもやもやした想いを抱えたまま、反対方向へと駆けていった双子を名残惜しそうに見送るのだった。
(…か。また会えるかな?)
ふと、そんな思いが自身の内から溢れ出る違和感に戸惑いながら…だけどな---。
-end-

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